正直、私は、加害者にも救われて欲しい
と言う気持ちが拭えません。排除が先
ではなく、排除は他に手がないときの
最終手段です。

加害者というものを語る上での参考資料
としては、ちょうど｢僕のヒーロー
アカデミア｣に出てくるヴィラン側の
キャラクターがあると思います。特に
AFOに身体乗っ取られたあの兄ちゃんとか、
荼毘、トガヒミコあたり。悪いことを
日常的にやる子が、どうしてそうなった
か。どうしてそうなるしかなかったか。

そこの十分なくみ取りを抜きにしてただ
怒り飛ばしたって、会話そのものが成立
しないのですから、改心が望める訳など
ないのです。それが教師の指導が失敗する
１つの理由でもあると思えます。

解決の上で肝心要な事の１つは、相田みつを
氏の詩｢トマトとメロン｣の中にあります。

｢大人たち｣が自分たちの**のためにトマト
の種を、メロンに育てようとしたら、種の
生命バランスが狂って卑屈になってしまう
のは道理です。生命バランスが狂ったなら
治すのが大事なのに、排除が先に来るよう
では、子どもたちの生きていける場所はなく
なってしまいます。

　

　

強い人間は、いじめられている人を助けられる人間。人を幸せに出来る人間が強い人間。
人を虐めて、苦しめる人間は弱い人間。弱いから、人を虐める。
可哀想な人達なのです。