いじめ対策 -
いじめ対策課長
2016/04/20(Wed) 06:10:44
いじめ問題の解決には二方面から対処していく必要があります。
まずは、被害者生徒。心のケアも大事ですが、それ以前に、加害生徒たちとの触れ合いを避けること。事実関係をすべて吐き出させること、思い出すだけで辛いでしょうが、そうすることでかなりラクになる場合が多いです。
次に、加害生徒。大概は集団ですが、まずは全員にいじめたことを認めさせることです!ここが大事。この際、教師をどう対応させるかですが、学校の名誉、自己の保身を最優先に行動しますから、しっかりとした事情聴取、調査はかなり難しいのが現状です。しかし、順序を経て進めなければいけませんから、まずは担任(または部活顧問)、それがダメなら学年主任、それでもダメなら校長、そのあと市教育委員会、県教育委員会、と進めるべきです。しかし、傷害が発生しているようであれば、被害届を出しましょう。とにかく、加害生徒は常習性があり、改心などほとんど見込めないのが現実です。だからこそ、本人たちには再起不能なくらいの状況まで追いつめ、その罪の大きさを分からせる必要があります。
まちがっても、被害者生徒には、こんないじめなんてどんな社会にもあるよ、負けないように頑張りなさい、なんて言葉はかけないこと。被害者生徒が将来加害者になることもあります。いじめは悪いということを子どもの段階で徹底的に教え込むことが大事なのです。