いじめには反応しない方がいい・・・は正しいのか? -
石頭おやじ
2019/01/27(Sun) 12:12:17
はじめに申し上げます。(長文になります)
モンキーⅮルフィさんがよくおっしゃる言葉ですが、私はモンキーさんの存在は肯定しています。
本当に優しい方で、いろんな子にまめに声をかけ続ける姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、表題の意見は正しくはないと思っており、その一言だけは、子供たちに誤解を与えるので、訂正したというのが私の意見です。
アンケートでいじめをする理由として最も多いのが
「抵抗しなかったから」
なのです。いじめには抵抗する以外に解決はしないのです。
前のスレで”すもも”さんからよいご指摘をいただきました。
「いじめに反応しない」ことと、「いじめに抵抗しない」ことは違うという意見でした。
いじめっ子が期待しているような苦痛の反応をしてしまうと、それが楽しくでもっとやってくると。
抵抗とはそれなりの有効な手段でしない限り、抵抗しては負けるを繰り返すくらいなら反応しない方がよい時もあると。
正しい意見と思います。
しかし、あえて「いじめには反応しない方がいい」という言葉の本当の意味を分からずに、ただただ、いじめに耐えて毎日を過ごす可能性があるので、看過できないのです。
いじめに反応しないことと、抵抗しないことは同じではないです。
明確な意思をもって、何をされても何を言われても反応せずに無視し続ける・・・というのも一つの抵抗ではあると思います。
しかし、危険です。
全く反応しなければ、いじめっ子はイライラし、反応するまで、どんどんエス**トしていきます。靴の中に画びょうを入れられて踏んでしまったら、「痛い」と思わず言ってしまいます。いわないまでも苦痛で顔がいがみます。それを見て、いじめっ子は笑います。いつも反応しない奴がやっと反応したと歓喜します。次はもっとひどいことしてやろうぜ。となります。
それが毎日繰り返され、努力して反応しないでいると、先生が見つけて注意しても、「こいつは何も嫌がってなかったし、ただのイタヅラです」という言い訳をつくることにもなります。
いじめっこは気に入らない子をターゲットにするのではなく、絶対に逆らわない子を狙うのです。
それも少しづつ小さないじめを繰り返し、何度も何度もやっぱり抵抗しないな・・・と確認してからエス**トしていく。やがて、自分自身が人を支配することに酔いしれていくモンスターになっていくのです。
絶対に勝てるとわかっていてやってくる奴らに、大体の場合は複数で独りをターゲットにする奴らに、向かっていっても勝ち目はありません。
抵抗するとは、
①やめてくれという意思表示とともに逃げる
(大声で泣き叫びながら逃げるのも効果ありです)
②親や教師に言って、助けてもらう(やめさせる)
よくいじめ被害者の子がこういうことを言います。
「私はいじめになんか負けない、卒業するまで耐えてやる」
耐えることが戦いになってしまっています。
でも、それは自分に嘘をついてごまかしています。
毎日毎日、いやに決まっています。
学校に行きたくないと思います。
でも逃げたら恥ずかしいと思っている。
それはいじめに立ち向かう行為ではないのですが、
なすすべがない中、自分にそう言い聞かせます。
「いじめには反応しない方がいい」
はそういう子供たちの背中を押してしまう可能性があると思うのです。
このままでいいんだ。耐えていればその内終わる。
そうすれば私の勝ちだ・・・
終わらずにどんどんエス**トするんですよ。
絶対に勝てるとわかってやってくる卑怯な相手から
逃げることは恥ずかしくないです。
周りの大人にお騒ぎして助けを求めて下さい。
大声で泣きながら職員室に駆け込んでもいいんです。
長文失礼しました。